| ●日時：２００８年０６月３０〜７月１日日 |
| ●メンバー：稲葉 力 |
| ●行程：大体の行程 ○０６月３０日（月） ５：５９ ＪＲ釧路発 ８：１８ 清里町駅着 ８：２５〜４０ 清岳荘（タクシー） ８：５０ 清岳荘発 〜９：３５下二股〜１０：３５上二股 〜１１：１８ 山頂１１：３０ 〜１３：００ 下二股〜１３：４５清岳荘 清岳荘〜清里温泉（タクシー） ○０７月０１日（火） ７：４０ ＪＲ清里町発 ８：５０頃 ましゅう駅着 １１：５０ ましゅう駅発 〜１３：１９ 釧路駅着 １７：１０ 釧路空港発〜１８：５５羽田着 |
 羽衣の滝 |
6月30日は4時半に起きた。釧路駅発5:59の釧網線各駅停車に乗る予定だった。早いの で朝食はローソンで買う予定だった。ローソンで割りこそば、ヨーグルト、トマトなど を買ったのだが、ビールを買わなかったのは失敗だった。釧路駅に着いたら5時過ぎで 駅に入るつもりが、5時半まで閉まっていた。この時期だからいいものの、寒い時期な らたまらない。清里町駅まで2,420円なのだが、自動券売機で2,420円の乗車券を買おう とすると「帯広駅」行きと出てくる。親切なんだか不親切なんだか・・・。駅員にいっ て書き換えてもらう。 | 5時半になってホームまで行って、買ってきた朝食を食べたのだが、意外と割りこそば がうまかったし、トマトもうまかった。たった一両の車両が入ったら、通学の高校生が 多く、残りは観光客で、なぜか鉄ちゃんがいて写真を撮っていた。釧路駅のすぐ先から 釧路湿原が始まるのだが、この日は下車する客はいなかった。途中、比較的大きな駅は 「しべちゃ」程度で、残りは本当に小さなひなびた駅だ。しかも清里町から釧路まで全 長を走る列車は一日に４本ほどしかない。乗り過ごすわけには行かないのだ。 |  万丈の滝 |
 七重の滝 |
清里町は車窓から見た感じもきれいで駅も整備されていた。ただし、普段は駅員もい ない。下車するときだけは駅員がいた。下車するときにちょっと不安があったのだが、 やはり駅前にタクシーはいなかった。それもそのはずで下車した登山客風は僕だけだっ たのだから。ガイドブックを出して「清里ハイヤー」に電話をしたら、すぐに来てくれ て安心した。料金も3,000円程度だ。清岳荘（せいがくそう）に着くと、観光バスが2台 と車が20台ほど駐車していた。つまり、その時点で僕が最後尾だった。8:50分発なのだ が。 | 山荘の裏手から、山道を少し歩くと昔の山荘に向かう林道に合流する。しばらく歩く と広めの平地があってそこが山荘跡ということだった。そこから左に入り、下二股まで まずは渡渉の連続だ。大した雨が降ってないので、沢の流量も多くはなく、渡渉にも全 く問題がなかった。全部で13回ほど渡渉したら下二股だった。その直前で、バスツアー の団体の最後尾に追いついた。 |  山頂から三井コースを見る |
 山頂から羅臼・知床方面 |
下二股から上二股までは滝の連続するコースとあったが、確かに滝も連続するし、沢ら しいコースだった。下りにはあまり使いたくないコースだった。すぐに37人とかのパーテ ィに追いついて追い越したのだが、37人を追い越すとこちらが息が切れてしばらく疲れが 抜けなかった。 | 上二股からは尾根コースになり展望も開ける。馬の背に出て、左の上りしばらく急登が 続いて山頂だった。山頂からの眺めは雲の上で、わずかに羅臼岳などが雲の上だった。団 体が来るので10分ほどいて下山した。山頂直下の社に賽銭を投じてお参りした。下りは、 上二股からは尾根コースとした。ほとんどの方は、上二股からは尾根コースを選ぶらしい が正解だと思う。下二股に至る直前は、かなりの急な下りだ。 |  山頂でセルフで |
 山頂直下の社 |
山荘に着いて、ダメだろうなと思いながら小屋番に聞いたらビールはなかった。アルコ ースは置いていないようだった。町営なのだが、商売気がないと思った。小屋の庭でコン ロで湯をわかしカップラーメンを食べたが、缶ビールがないのが本当に残念だった。清里 ハイヤーに電話して車を呼んだ。 |
清里温泉は町営の施設で、研修施設のようなものだろう。タクシーの運転手とは往復と
も同じだったので町のいろんな情報を聞き出した。農作物は、ビートとジャガイモが中心
らしい。平均耕作面積は４０ヘクタールあるんじゃないかとのこと。確かに農家は裕福そ
うな感じだった。自民党の元幹事長の地盤らしい。温泉に着いて、洗濯機を借りる交渉を
して、それから風呂に入った。風呂は露天ぶろはないが非常に大きくサウナまであった。
ただし、地元の数人のご老人が椅子に座ってくつろいでおり、ジロジロみられるので気分
が良くなかった。 清里温泉「緑清荘」 ０１５２２（５）２２８１ 〒０９９−４４０５ 斜里郡清里町羽衣３１番地 |
 5合目以下でも残雪があった |
 非常にきれいな清岳荘 |
夜、飲む酒を調達しようと清里駅までの時間を確認してから、酒専門店があったので入 って見た。清里の特産はじゃがいもで、そのじゃがいもでデンプンを作っているのだとい う。そのじゃがいもを活用して、町営の工場で焼酎を造っているらしい。予想はしたけど 後で飲んでみたが、特にわざわざ買いたい代物ではなかった。町並みは非常にきれいで、 斜里岳の遠望が良かった。 | 宿に戻って、宿からの斜里岳が一番いいことに気がついて写真を撮った。5時半から夕 食を食べたのだが、夕食には特筆することがないが、斜里岳が見える食堂はご満悦だった。 部屋に戻ってしばらく酒を飲んで寝た。翌日は予定を変更して、7:40の列車に乗って、ま しゅう駅に行くつもりだった。この機会に中学生のときに見て以来の摩周湖を見ようと思 ったのだ。7時に朝食を食べて、7:40の列車に乗った。 |  清里温泉からの斜里岳/B> |
 清里町駅 |
清里町駅に着いた列車は客が大勢乗っていたが、ほぼ全員高校生で、全員下車した。 途中からも高校生が主として乗ってきて、みな「しべちゃ」で降りた。「ましゅう」駅で 降りても特に調べもしなかったので、摩周湖への交通手段がわからない。まだ観光案も 空いていない。タクシー乗り場にタクシーはいるが料金は書いていない、でタクシーが２ 台止まっていたので聞いてみたら、第一展望台まで3,000円弱だというので行ってもらう ことにした。 | 第一展望台にはすでに観光客がいっぱいだった。30分ほどで写真を撮り、30分で土産を 買って、呼んでおいたタクシーに乗って駅に向かった。時間に余裕がありすぎるので、タ クシーの運転手に紹介された喫茶店「人形の家」で時間をつぶした。11:50の快速「しれと こ」に乗って釧路に向かった。この列車を逃したら、夕方まで戻れないのだ。 |  第一展望からの阿寒富士、雌阿寒岳、雄阿寒岳 |
 摩周湖と斜里岳 |
摩周湖の駐車場から、阿寒富士、雌阿寒岳、雄阿寒岳が連なって見える。この日は大変 暑く、また快晴だった。 | 摩周湖の第一展望台からは、斜里岳が遠望できる。湖の反対側が「裏摩周展望台」だそ うで、羅臼、知床が見えるとのことだ。第一展望台からは、タクシーでも5,000円ほどか かるらしい。 |  摩周湖と摩周岳 |
 摩周湖全景と斜里岳 |
「ましゅう」駅もきれいで駅前も整備されている。ただし、第一展望台の混雑がこの 駅からは想像もできない。観光の熱気もない。ＪＲ釧網線は観光からは完全に取り残さ れていると感じた。マイカー、レンタカーでの移動が一般的なようだ。 |
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