| ●日時：２０１０年０８月０６日〜０９日 |
| ●メンバー：稲葉 力 |
| ●行程：大体の行程 ○０８月０６日（金） ８時過ぎ自宅発、１５時半地獄谷ヒュッテ ○０８月０７日（土） ８時半室堂発、１３時五色が原着 ○０８月０８日（日） ４時五色が原発、１４時半薬師岳キャンプ場着 ○０８月０９日（月） ５時薬師岳キャンプ場発、８時折立着 １０時半折立発、２０時自宅着 |
 称名発電所付近の古い橋 |
７時半に自宅を出た。ＪＲ横浜線の八王子行きは込んでいる時間帯だった。大宮のエ スカレーターはキャパシティが小さ過ぎる。新幹線のホームは、周囲が囲まれていて暑 い。大宮から急に家族連れが増えてきた。久しぶりにＭａｘに乗ったが、Ｍａｘの下の 席は割り引くべきだ、不愉快だ。越後湯沢でほとんど降りて得どうするかと思ったら、 ほとんどが「はくたか」に向かいこれまた意外だった。越後湯沢の町を見たのも久しぶ りだが、マンションが林立でギョッとする。 |
| 富山まで指定券を買っていたのだが、黒部に行くのと勘違いして魚津で降りて時間的 なロスをした。魚津で降りた時点で暑かった。途中で乗り換えて、立山に行く。混雑す るが昨年の比ではない。立山に１４：２０頃に着いて１４：３０にケーブルカー。１４ ：４０に美女平のバスが出発だった。魚津〜立山が１、４５０円で立山〜室堂は２、３ ５０円、他にバスの荷物代が３００円。バスで上る途中、かなり雲の多い天気だった。 |
 雷鳥沢 |
 地獄谷全景 |
室堂でも雨がポツポツと。室堂から地獄谷ヒュッテまでは約３０分。部屋に入り（大 部屋）早速温泉に入った。部屋はすいていた。１７：３０から夕食、結構うまかった。 宿代は８、８００円。缶ビール500ml缶２本（500円）、熱燗１本（400円）、焼酎一杯 （これは持参）。雷鳥沢を見ていると３６年前を思い出す。２０人収容の大部屋に８人。 宿泊者の風呂と外来者の風呂は別。１９時半に寝た。２時にトイレに起きた。 |
| ４時半に誰かの目覚ましで起床。明るくなって外を見たら天気はいい。考えてみたら、 昨年はよくぞあんな雨で出発したものだと思う。5時半前に朝食を食べることができた。 わかめの味噌汁と生卵。ご飯一膳だけ食べた。8時集合とあったが、バスが7時15分着と記 載があったような気がしたので6時には地獄谷ヒュッテを出て6時半にはターミナルに着い た。 |
 地獄谷の噴泉 |
 みくりが池 |
途中、地獄谷、ミクリヶ池の写真を撮った。7時までターミナルには人気がないのだが、 7時頃から急激に観光客が増える。本橋さんにメールを送っておいたら7時半頃に「今から ケーブルに乗ります。一人乗り遅れ」と返信。スタンドでコーヒーが飲めず休憩室で本を 読んでいると電話。登録なしで誰かと思った。バスの待合い所で集合、電話の主は新人の 井出さんだった。 |
| 山崎パーティと一時分かれて、彼らは、雄山へ、僕らは浄土山経由で五色へ。天気は薄 曇り。浄土山に登ると富山大学の気象観測所で今年は新築していた。向かいにある龍王は、 確か昨年通りかかった人に質問された山だが、意外にたくさん人が登っていた。僕らはパ スした。高山植物はハクサンイチゲとチングルマが多かった。ミヤマアキノキリンソウ、 ナンブイナナズナ、ツマトリソウ、ホウオウシャジン、ホソバウスユキソウはどうか。ニ ッコウキスゲは少なかった。 |
 大日岳と奥大日岳 |
 獅子岳付近の雪渓 |
スゴ乗越の急斜面には毎回驚く、驚く度にＹ谷を思い出す。五色が原に着くと、一面の 御花畑だが、ほとんどがイチゲとテングルマ。五色山荘の前で缶ビールを飲んで13時過ぎ から13時半頃まで歓談。テント場に着いてテントを張って和んでいるとＹ崎さん登場、早 くて驚いた。 |
| 15時から夕食の準備、僕が食当。生米、筍ご飯のセット、切り干し大根セット、サンマ のパック、漬け物、味噌汁だった。漬け物は前回同様不評、サンマもやや不評だったと思 う。意外と筍ご飯は好評だった。翌日の朝が早いので19時半に寝た。ティーバッグで食器 を拭う方法、テントの中でのザックの使い方など技術の伝承ができていないと感じた。虫 さされで左足の右内股が腫れた。左足だけひどくむくんでいる。 |
 ザラ峠から五色が原 |
 朝日の針ノ木岳 |
誰かの目覚ましが鳴って2時半に起床、他のテントの目覚ましだったようだ。コーヒー を飲み朝食の準備をするがテントの中でコンロを使うと暑い。ラーメン三個と餅。Ｍ橋 さんとＫ田さんは餅を入れたが僕はラーメンだけ。4時に出発。出発前に膝を中心にバン テリンを塗っておいた。Ｙ崎、Ｎ村、Ｉ出パーティに挨拶、特にＩ出さんは下山。僕、 Ｍ橋、Ｋ田の順で歩く。五色ケ原山荘が4時20分頃。鳶山、越中沢岳と順調にコースタイ ムより早く進む。50分〜1時間10分程度で10分の休憩。鳶山でＭ橋さんが知っているＪ井 さんという単独行の方にバッタリあった。静岡まで行くとのことだった。 |
| 越中沢岳からスゴノ頭〜スゴ乗越方面を見ると簡単に見えるが、スゴノ頭まで上り下り の面倒なピークが二つある。スゴノ頭からの下りも急でジメジメしていてくたびれた。ス ゴ乗越からスゴ乗越小屋まではコースタイム通りでさすがにくたびれたかと思ったがそう ではなかった。スゴ乗越小屋はベンチが感じ良かった。トイレを借りコーラを飲んだ。少 し前に追い越した単独行の男性に挨拶。 |
 朝日の赤牛岳 |
 赤牛岳 |
スゴ乗越小屋から間山、北薬師、薬師まではほとんどが登り。間山には1時間で到着、 間山を上っているときに雷鳥の親子を発見した。今回は、ときどきバンテリンを塗りな がら登った。また、登りでは一気に体重をかけないように注意した。北薬師の2832mの ピークまで1時間で行き、残りを１ピッチで登ったがほぼ限界状態だった。 |
| 北薬師の手前から薬師までは岩場が多い。薬師岳の直前でＹ崎さんとＮ村さんに追い つかれた。元気そうに見えたが実はかなり疲れていたそうだ。僕らを抜くために頑張り すぎたのだろう。山頂は予想よりは人が多くなかった。記念写真を撮り薬師岳山荘に下 山。山頂で歩くもイヤだった。 |
 スゴの岩場の下り |
 スゴ乗越小屋/B> |
太郎平のキャンプ場には売店がないと思っていたので薬師岳山荘でビールを買っておこ うと思っていたら、Ｙ崎さんが休んでいた。Ｍ橋さんがビールを飲むというが、まだ先が あるので僕はためらっていたが、ままよと飲んだらあまりにも冷たくうまく感激。下りに アルコールの影響はなかった。 |
| キャンプ場直前の沢筋の下りが疲れた。手前で遅れてきたＳ鳥さんが出迎え。14時半だ った。すぐにテントを張り、テントの中で靴を脱ぎビールを飲んだ。足の裏も疲れていた。 Ｍ橋さんだけ着替えた。太郎平小屋の売店と出張所があったテントの受付をしていた。五 色のテント数から考えるに折立から往復で薬師を登る人が多いのだろうと思う。酒を飲み ながら夕食の用意。アルファ米を炊いて酢飯にして食べた。海苔が味付け海苔なので手巻 きにはならなかった。 |
 雷鳥の親鳥 |
 北薬師岳 |
昨日に続きＫ田さんが天気図、さすがに大学のワンゲルにいただけあって、ベテランだ った。26歳、僕の子供並みだ。ザックを外に出して8時半に就寝。4人テンに4人。夕方気 がついたら左足のむくみがなくなっていた。 |
| 未明に雨が降った。2時半頃から周囲がざわめき始めた。3時頃、隣のＹ崎テントが動き 始めた。われわれは3時半に起きた。コーヒーを飲んでからＳ鳥さんが朝食の準備を始め た。3分間でＯＫのペンネに粉末のトマトソースと生のジャガイモなどを入れたメニュー だった。4時半にＹ崎パーティが出発。われわれ５時過ぎに出た。 |
 薬師岳 |
 薬師岳山頂 |
足の筋肉痛は大したことがないが、腰が痛いのでバンテリンを塗ったらそれだけで効き 目があった。ザックの重量がずいぶん減ったような気がした。5時半に太郎平小屋で3人と 分かれた。最初、木道、それから玉石の道など、下りはおおむね歩きにくかった。 |
| 前回の印象はほとんどない。１時間ほど下って1930m程度の地点から登りの登山者が増え 始め、三角点から下は激増した。これまで気にならなかった、鍬崎山のピークが目に付い た。有峰湖の眺めが美しい。８時前に登山口に着いたら売店もない。 |
 薬師の山頂から槍方面 |
 太郎平小屋 |
富山地鉄の休憩所になっていた。ジュースの自動販売機があるのみ。腹が減ったので何 か食べようと思って、ゴミと間違って捨てたのに気がついた。昨日、雨袋に入れた大福一 個で昼過ぎまで我慢することにした。頭がかゆいので水道で洗った。靴下からシャツまで 全部交換。 |
| 登山基地といいながらいささか寂しい、富山駅まで3時間40分もかかるのに。10時半まで 記録を付けた。10時30分のバスに乗ったが、有峰湖から一度神岡に入り、それから国道41 号線を富山に向かう大迂回コースで時間がかかるようだった。途中のトイレ休憩でパンを 一個買って食べた。 |
 気になる鍬崎山の展望 |
 有峰湖の展望 |
14時前に富山駅に着いて3階のレストランでそばと生ビール。氷見うどんを買おうと思 ったが高いので止めた、稲庭うどんクラスではうまくて当たり前。14時50分の「はくたか 17号」に乗った。電車から見えた北アルプスには雲がかかっていた。車中で缶ビール500 mlを2本飲んだ。切符を買った通りに大宮〜西国分寺〜八王子〜淵野辺と帰った。地上は 酷暑だった。 |
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