●日時:2012年12月05日 |
●メンバー:稲葉 力 |
●行程:大体の行程 ○12月05日(水) 6:64 淵野辺駅発 8:33 甲斐大和駅着 10:14 笹子峠着 10:58 笹子雁ケ腹摺山着 12:00 中新橋着 12:38 笹子駅着 |
旧甲州街道の「駒飼宿」の案内図 |
6:40頃に自宅を出た。家人がザックに缶ビールを入れ
るのを見て行動中は飲むなという。家人は、ほとんどの
下山口で缶ビールなど入手できないことを知らない。駅
前のローソンに寄り、握り飯を一つだけ買う。6:54の予
定だったが6:49の八王子行きに間に合う。しかし、高尾
で結局予定通りの7:27発の小淵沢行きとなる。横浜線は
当然座れない。高尾で2番線に止まっていた小淵沢行きに
乗る。GARMINを出して、甲斐大和駅、雁ケ腹摺山周辺の
地図を確認する。天気がいいので本を読まずに景色を楽
しんだ。
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8:33に甲斐大和駅について、笹子峠方面の案内標識を
探すが見あたらない。地図を見て見当をつけて歩き始め
るが風が冷たい、最初から雨具を着て、軍手をはめた。
中央高速の見える位置までたどり着いてやっと見当がつ
いた。8:45でこの時間をスタートとした。峠を目指して
歩くとときどき車が通る。歩行者はいない。9:42に旧甲
州街道の峠道に着き山道を歩き始める。そのまま笹子峠
まで山道になる。歩けば暑いのだが、なにせ風が冷たい。
峠道は広めでしっかりしており、テレビドラマ、映画の
撮影に使えそうだ。2度ばかり林道を横断して、笹子峠に
10:14に着く、歩いているときは暑かったが止まると寒い。
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江戸時代そのままの甲州街道 |
富士山と僕 |
また雨具を着た。GARMINの電池を交換した。寒いので
鼻が出る。ここからの登りは少しだが急だった。雨が降
ったら下りも登りもゴメンだ。登ったところから前方に
見える送電鉄塔までほぼ平坦なトラバースが続く。ただ
し、道が凍っているのが日差しで溶けて、しかも右側が
落ちているので少々気遣いが必要だ。富士山の上がきれ
いに見えて来る。山頂近くで急な登りで3人パーティを追
い越した。60代、70代のようだが今朝の道路で僕を車で
追い越したそうだ。10分ほど喘いで山頂に着いた。10:58
だった。富士山の写真を撮り、カップラーメンを食べる。
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山頂を11:15に下り始める。人数が多ければ長くいるの
だろうが、一人だと長居はしない。ここの下りは眺めの
ない急な下りが続く。15分も下れば富士山は見えなくな
る。変化のない下りが延々と続く。新中橋に12時ちょう
どに着く、町の有線放送で12時のお知らせを流していた。
甲州街道を笹子駅に向かうが、大型車両の通行が多い、
特に下り方面、歩道を歩いていても危険を感じる。笹子
雁ケ腹摺山と本社ケ丸、清八峠方面の標識を見た。笹子
トンネルの事故の影響なのだろうか。例の事故現場の真
下にはフジテレビなどの取材車が停車していた。笹子駅
前というバス停を見かけたが駅がわからない。さらに歩
くと民家のドウダンツツジが美しく、名物ささご餅の店
が出てくる。ここで地図を思いだし、おかしいと思い、
引き返す。引き返すとささご餅屋の前に信号があり、そ
こを入ると笹子駅があるのを発見。わかりにくいなんて
ものではない。無人駅だった。
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笹子雁ケ腹摺山からの富士山 |
事故を起こした笹子トンネルの入口の真下 |
余計な時間を食ったので12:38に駅に着いてトイレに入
り、ホームの待合室で缶ビールを飲んだ。山の先客がい
て握り飯を食べていた。他の男性客がきて、弁当を出し
てチャーハンを食べ始めた。家人と飯泉さんに下山報告
を済ませる。13:07の大月行きに乗り、13:11に初狩駅で
降りた。駅員がいたので「日の出鉱泉」の場所を確認し
た。戻ったときに見たら駅構内に案内があった。初狩駅
前も何もない。滝子山と高川山の案内標識がある。10分
と少し、交通の激しい甲州街道沿いに歩いて「おかしい
な」と感じ始めた頃に「日の出鉱泉」の看板が右側に目
に入った。全くの民家だ。玄関を開けて呼ぶが誰も出な
い。周りを歩いても誰もいない。
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「営業中」の幟ははためいているが誰も出てこない。
玄関の呼び鈴を2回鳴らしてもだめ。メニューが張って
あり、入浴料が500円、一日入浴が700円、うどん300円、
うどん(小)200円、ビール500円とかあった。しばらく
楽しめるかなと思ったが、誰もいないのでは仕方がない。
外を歩き回っている鶏も含めて写真を撮り初狩駅まで引
き返した。駅そばのローソンで缶ビールロングと350ml缶
を買った。ホームで20分ほど時間があったので一本飲ん
だ。14:06の高尾行きに乗って車中、本日の記録をポメラ
で書いた。いつもながら、高尾に近づくと客が増えてく
る。神奈川県に入ると客が増え始め、東京都に入るとど
っと増えるのではないか。一時居眠りをしたが、記録を
書きながら15時半に自宅に着いた。
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玄関も開いている呼べど答えぬ日の出鉱泉 |
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