| ●日時：２００６年９月１７日 | |
| ●メンバー：稲葉 力他 |
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| ●行程：大体の行程 ○０９月１７日（日） ９：００ 中の湯発 ９：２０ 新野地温泉着 １０：００ 沼尻付近で買い物 １１：００ 微温湯温泉着 １３：００ そば屋「紅葉屋」着 １３：３０ 紅葉屋発 １９：３０ 豊田駅着 | |
 微温湯温泉「二階堂」本館 |
９月１７日（日）の９時に中の湯を出た。幹事のＡさんが危うく宿代を払わないで出 発するところだった。最初に、みな、昨夜飲みながら話をしていた新野地温泉「相模屋」 にいくつもりのようだった。横向温泉「マウント磐梯」を過ぎて標高を上げて、土湯峠 に至ると急にガスが濃くなった。横向温泉では雲ってはいたが、視界は良好だった。つ まり山稜の両側で天気が違うようだった。どこに行くかと思っていると、新野地温泉 「相模屋」を過ぎて野地温泉ホテルに車は止まった。「相模屋」は駐車の車で一杯だっ た。Ａさんがフロントに聞きに行ったら、「１０時からでないと入浴できない」といわ れた。まだ９時２０分、で待てないので僕にどこかご推薦は？と聞く。ありきたりの温 泉では満足しないだろうと思ったので、微温湯温泉（ぬるゆ）「二階堂」を勧めた。 |
| 微温湯温泉に行く前に、昨日の街道市で野菜を買いたい、肉屋でうまい牛肉を買って 帰りたいというので、まず沼尻に寄ることにした。また土湯峠に戻り、下って街道市に 行った。車で自宅まで戻れる方は野菜を買い込んでおられた。牛肉もみなさん買ったの だ。またまた、土湯峠に戻って、ガスの中に入る。特に橋の上部を走るときにはガスが 深かった。土湯温泉まで下るとガスはほぼ晴れた。途中で「県道福島微温湯線」に合流 して、以降は車がやっと通れる狭い山道を９ｋｍ走って微温湯温泉に着いた。時間は１ １時過ぎだったと思う。 |  庭と旧館 |
 旧館二階の和室 |
僕は２０年近く前に、ニフティサーブのＦＢＭＡＮの数ある会議室の中の６番会議室で 「つーさんのこだわりの山の温泉シリーズ」を書いていた。６番会議室とは「こだわりの 世界」だったのだ。あの頃にストックがなくなると行けないので、意識的に山の温泉に行 く必要があった。その頃に、浄土平までアスで行き、吾妻小富士から微温湯温泉に下るコ ースを歩いたのだ。微温湯温泉に入るために吾妻小富士に登ったのだ。 |
| 本館の印象は同じだった。入口も昔どおりだった。出てきた若い女将と思われる方に料 金を払って（一人５００円）、「昔あった、大きな蜂の巣はどうしました？」と聞いたら 旧館にあります、とのことだった。見るのが楽しみだった。全体に記憶がいい加減で、本 館から風呂にいたる渡り廊下が、こんな感じだったっけと思いながら歩いた。でも渡り廊 下はとても築２０年はたっていない。新築されたのだと思う。廊下の途中に、自炊者用の 自炊設備があった。非常にきれいだった。これを見ても全体が清潔だと感じた。 |
 きれいな自炊部屋 |
 旧館軒下の蜂の巣 |
昔来たときは、浴室は広い冷泉とその奥に小さな沸かし湯用の浴槽が合ったと思う。こ れまた記憶がおぼろなのだ。今回は、真ん中から二つに仕切られていた。四畳半程度の冷 泉（３２．８度）と家庭用の風呂程度の温浴があった。温浴は４０度以上はあると思う。 慣れない人は交互に入るのだと思う。冷泉に長い間入っていると体がポカポカして来ると いうが、僕も辛抱強くそこまで入ったことがない。ときどきを目を洗いながら、長い間風 呂に入っている方がいた。ここの湯は、金属の陽イオンが多めであるが非常に多いという わけでもない。一案多いのは、硫酸イオンであって、後はメタケイ酸が多い。メタケイ酸 が目薬の成分なのだ。温泉の効能は科学的なものではなく「古来から語り継がれてきた」 と明記されている。江戸時代後期から語り伝えられて来たのだ。 |
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玄関を入ると、手回し式の電話があった。正面の壁の上には、初めて見る古い時計があ
った。茅葺の旧館は３階建てなのだが、基礎がいいせいか内部はほとんど痛んでなくまだ
現役で使われていた。２階も３階も拝見させていただいたが、３階は客用には使ってなか
った。一度は旧館の２階に泊ってみたいものだ。福島から10ｋｍ程度かそこらしか離れて
いないのにこの静寂がある。 別の紀行文に書いたが、この後「そば屋 紅葉（こうよう）亭」でソバを食べて帰宅し た。宿泊代３，０００円を入れて一人１３，０００円程度の山旅だった。 |
 本館から庭と浴室棟を見る |
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