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113/311 NBH01357 つーさん 山の温泉シリーズ第２話 ( 6) 89/12/20 22:03 □■□■ 山の温泉シリーズ第２話 新野地温泉 □■□■ −−−− 安達太良山の麓 冬にひなびた新野地温泉 −− あまりこだわらない温泉のこと（本当はこだわっている）。先日 の帝都ＯＦＦでＨＡＭＡさんと誰でもいける温泉も紹介することに なったので一つ紹介しよう。安達太良山の麓，旧土湯峠にある新野 地温泉だ。
【案 内 図】
▲薬師森 650
★姥湯温泉1280 高湯温泉 →福島駅
▲大日岳1621 ★_____________________
／
ニセ烏帽子 ／
−▲−−▲家形山 ／
1836 ／
／
▲ ／
一切経山 ／
1949 ／
／
／ ★微温湯
／ ▲ 900
｜ 吾妻小富士
｜ 1705 福島駅へ
｜←磐梯吾妻 →
▲ ｜ スカイライン ／
東吾妻山 ｜ ／
1795 ｜ 700 ／
｜ ▲高山 ★ 600 ／
｜ 1805 不 ★｜
･−− 新 動 土｜
1280｜★幕川温泉 野 野 600 湯 湯｜
｜ ★ 地 地 ★ 温 温｜
1180 新幕川 温 温 川 泉 泉｜
＼ 温泉 泉 泉 1200 上 ／
土湯峠〓_____★_★___ 温 ／
1220 ｜ 1200 ＼ 泉 ／
★ ▲鬼面山 ＼ ／
横向温泉 ｜ ＼ 1482 ＼____________／
1000 ／ ＼
／ ▲箕輪山
／ ＼1718
／ ｜
／ ｜
▲鉄山
｜1709
＼
▲安達太良山
1700
【新野地温泉への足】時間に余裕があれば、もちろん上野から各駅停車の電車に乗れば よい。幸運であれば、黒磯で一度乗り換えるだけ、そうでなければ 宇都宮でも乗り換えがある。福島からはシーズン中なら、バスの便 がある。バス停がちょっとわかりにくい。在来線側の入口を出て右 側にある。少し歩くのである。もちろん、土湯峠行きのバスだ。 土湯温泉行きのバスに乗ると３０分程で、土湯温泉に着き新野地 温泉はもう少し先だ。峠に着くわずか手前が目的地である。あらか じめ、電話を入れておくと福島駅まで迎えに来てくれる。これが、 一番なのは当然。 マイカーの人は、福島から安達太良方面を指して走ると４０分ほ どで土湯温泉に着く。さらに３０分ほどでかの有名な安達太良山と 吾妻山を結ぶ稜線で峠になる土湯峠に着く。この辺は最近は磐梯吾 妻スカイラインが走っており，シーズン中は観光客で賑わう所で正 直いって冬の新野地を知る人には面白くない。 【吾妻山−山スキーの話】 ７，８年前のことだが，僕は福島から家形山，東吾妻をめざし， そこから山スキーで新野地温泉まで滑走し，さらに土湯温泉までス キーで下ろうというプランを立てた。２月の下旬に（早いと思った が・・）２人で勇躍出かけた。 通常２月というとスキーが滑らず山スキーの適期ではない。実際 に入ってみると予想したとおりというか、恐れたとおりスカイライ ンは全然滑らずスキーでラッセルするはめになってしまった。「５ 時には着つきます」なんて電話しておいた新野地温泉に着いたのは、 冬の日もとっぷり暮れた７時で、月の明りをたよりに着いた次第。 疲労困憊して着いた僕ら２人を宿の夫婦は外まで出迎えてくれ， 玄関で山靴を脱ぐのももどかしく、かけつけ三杯ならぬかけつけビ ール二本をご馳走になり、折からの疲れで酔っぱらってしまった。 風呂は総桧で少し開いた窓から雪が吹き込んでいた。湯は熱くとて も気持ちのいい温泉でった。食事もよく、料金が５０００円で済む かどうか不安だった。帰りは快適に、スノーモービルが唯一の交通 機関である雪道をスキーで飛ばしたのはいうまでもない。 さて，通常の年だと１２月中は車で峠まで入れる。徒歩の人は宿 が車で福島まで迎えに来てくれる。それ以降の季節は福島側からは 入れない。峠の反対側に横向温泉があり（スキー場もある）、そこ から峠まで３０分ほど歩き、宿の主人がスノーモービルで迎えに来 るのを待つことになる。この時期、やっている宿は一軒だけだ。 年末の３１日に着くと山の小屋ののりで、常連を中心とした忘年 会をやっている。僕も偶然だが、一度参加したことがある。風呂は 僕が先に記したものは２階にある新しい風呂で、古くて風情のある 風呂と露天風呂がずーっと下の方にある。下りの、もう随分と古く なり朽ちかけた階段を降りて行くとあるが、この風呂が感じがい い。ここには真冬でも入れる。でも露天風呂には寒くて無理かも知 れないね。雪が少なければ，寒いが静かな風呂が楽しめる。 春になると、やはり客は多いようだった。客の扱いも全然違うよ うで、僕はこの辺からも「シーズンは冬だ」と思っているわけです。 まぁーとにかく、冬でもどうやら観光客が行ける温泉を紹介しまし た。何作か続けます。 |
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