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128/311 NBH01357 つーさん 山の温泉シリーズ第３回 朝日連峰古寺鉱泉 ( 6) 89/12/28 20:58 ■□■□ 山の温泉シリーズ第３回 朝日連峰古寺鉱泉 □■□■ −−−− 東北の脊梁朝日連峰の麓 古寺鉱泉 −−−− 新潟、福島、山形の県境には温泉がたくさんあります。温泉のあ るところ山もあります。ここには飯豊（いいで）連峰と朝日連峰が あります。というところで、今回は朝日連峰は古寺鉱泉を紹介しよ う。
【案 内 図】
大鳥を経て鶴岡へ
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＊＊大鳥池
＊＊ ／
＼ 1771 ／
▲以東岳 ／ ｱﾃﾗｻﾞﾜ
＼ ／ 左沢
＼／ □
＼ 1687 ‖
▲竜門岳 ‖
｜ ‖
1814 ｜ ‖
西朝日岳▲ ※古寺鉱泉 ‖
＼ 1648 ‖左
＼小朝日岳 1430 ‖
▲−−▲鳥原山 ‖沢
1870 ／ ‖
大朝日岳▲ ‖線
／ ＼ 中ツル尾根 ‖
／ ＼← ‖
＼※朝日鉱泉 ‖
ナチュラリストの家 ‖
‖
荒砥 ‖
□ ‖
‖長井線 ‖
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米坂線 山形
【交 通】飯豊には福島の喜多方付近の山都（やまと）から入山することが 多いと思いますが、飯豊のちょっと北にある朝日連峰は山形、米沢 から車で入るのと、鶴岡から入る方法が多いと思いますが、鶴岡に は下山する方が多いと思います。 【朝日岳登山の話】 朝日連峰の主峰は大朝日岳です。この大朝日岳に尾根が２本あっ て、その内の一つをはさんで朝日鉱泉と古寺鉱泉があります。朝日 鉱泉は正式名称を「朝日鉱泉ナチュラリストの家」といいます。山 形からタクシーだと「２人じゃきついな」と感じられる料金をとら れます。ここの主人はいわゆるナチュラリストで山荘は彼らのため に作ったもののようです。 ナチュラリストというのは、僕が観察したところでは日本カモシ カなどの生態を観察するグループのようだ。朝日鉱泉の主人が書い た（確か西山さんとかいう）本を読み、わたしは自然に期待して１ 泊したことがありますが、期待は見事に裏切られしまった。風呂は 小さく寒く普通の風呂であり食事も何の変哲もなく、折から泊り込 んでいたナチュラリストの集団のかげで寂しい思いをした。翌日も 山の情報を求めましたが、ナチュラリストとしての情報で山屋の情 報は得られなかった。「本に書いてあったこととは全然違うのだ」。 ゴールデンウィークに行ったので山も上の方には雪が結構ありま した。本当は小朝日、大朝日を経由して反対側の古寺鉱泉に降りる 予定だったのだが、相棒（妻ですが）の体力が伴わないので、鳥原 山から大幅にずるして降りてしまった。山の上は天気がよく、しま った雪の上を快適に歩いたのですが、古寺鉱泉に着く頃には雨にな っていました。 【とっても味のある古寺鉱泉の話】 古寺鉱泉には予約を入れてなかったので、泊まれるかどうか不安 だったんですが、親切な主人が「布団部屋でもよかったら・・・」 というので、泊めてもらいました。ハイカー風の人が多かったので すが（車を途中においておけば、徒歩５０分）、気のいい人ばかり で囲炉裏を囲んでうまい酒が飲めました。いい遅れましたが、宿は 全くの山小屋風です。風呂は鉄分の多い湯の赤い鉱泉です。狭い風 呂ですが、いかにも山の風呂です。 夕食前に主人が畳を２枚上げると灰床（というんですか）があり、 そこで火をおこして岩魚を串にさして、その上に新聞紙をかぶせて 焼き始めました。何事かと驚きましたがこれが正統的な焼き方のよ うですね。終わったら畳を元に戻したのは勿論ですが、岩魚の味が 良かったのは、当然ですね！味噌は自家製で汁の味はえのきでした が、これもなかなかでした。 たまには、布団部屋でもいいやと思っていたら、どういう訳か途 中で別の４畳半に移しもらえた。遅くまで別の部屋が宴会で盛り上 がっていて参加したかったのですが相棒もいるので断念しました。 翌日は同乗者を募って無線でマイクロをチャーターしておいて、雨 の中を下山しました。宿の料金？たったの５、０００円です。 子連れでも行ける山の「古寺鉱泉」でした。シーズン中ならハイ キングも可能です。 次回は、桧枝岐付近の温泉を紹介します。桧枝岐の共同温泉、湯 の花温泉、木賊温泉、湯西川温泉など。ついでにそばの話、キャン プ場の話。 |
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