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□■□■□ 山の温泉シリーズ第35話 鹿塩温泉 ■□■□■□ −−−− 南アルプスの麓 塩見岳の入口 −−−− 今回は、初めて南アルプスの温泉だ。しかし、残念ながら登山の 話ではない。温泉報告＋ランニング（？）なんだな。やっぱり、い ろんなガイドブックにも出てなくて、唯一「信州・上越の温泉宿 日本交通公社」を参考にした。 【案 内 図】 【状況説明】 昨年のこと、わたしが中部支店の北又渡出張所に仕事で（遊びに 行く人もいないと思うが）行く用事ができたと思って下さい。それ が、わたしと先方の都合でどうしてもゴールデンウィークの谷間に しか予定が付かないんですね。つまり、仕事を優先すると遊びは断 念せざるを（山ですね）得ないわけです。それで、えぇーい仕方な いと諦め、近辺の温泉に妻と待ち合わせして行くことにしたわけで す。ついでながら北又渡は「きたまたど」です。 北又渡というのは案内図の下の方、易老沢の近辺ですが易老沢と 尾根を一つ隔てています。「いろうさわ」です。念のため。 【北又渡近辺の紹介】 わたしは、南アルプス最南部に西側から（長野県側）から入った のは初めてです。何年か前、当会の前会長が加加森山から下山する 計画を立てましたが、ポシャッタわけです。そんなわけで全然知ら ない。そういう経緯で自分としても興味があった。 先に北又渡の紹介ですが、「渡」と付く以上沢ですね。今度の工 事は北又渡から易老沢までトンネルの工事をするものでした。飯田 線の平岡駅で降りて迎えを待ちました。それから南信濃村を通って ２時間かかりました。交通の便からいうと、現在の日本では最も不 便ではないかと思う。見た目に道路が不自由でしかも、簡単に拡幅 できそうもない。 【鹿塩温泉】 出発前に、地図を見て「あーでもない、こーでもない」と検討し て鹿塩温泉を選んだんだけど、理由はひなびていそうだったし、安 そうだったから。単純なもんです。ついでに、もちろん下山コース なので山に近いことがあります。 仕事が終わってから、まっすぐに鹿塩温泉に行ければこれが一番 はやい。だけど、ついでも平岡のあたりでもう一件仕事ができたの で、これを片付けて次の日飯田線で伊那大島へ。ここで、妻と待ち 合わせしたわけです。随分田舎駅で心配だったんだけど、どうやら 時間通りに（珍しいんだ）登場して、バスもなかなか来ないので近 くのオンボロなタクシーの待合所から電話してタクシーを待ち、や っと（結構待ったんだ）鹿塩温泉に行けることになった。 着いてみれば、当然なんにもない町だった。これはいいね。山塩 館という。外見は民家風。小渋塩川沿いにあり、いかにものんびり している。値段も６５００円ぐらいだったと記憶があるが、ガイド ブックには９０００〜１２０００円とある。本当かね？ すぐに風呂に入って、お湯をなめるとやっぱりしょっぱい。ナト リウム塩化物泉だそうだ。この辺の地名には「塩」が付くんだよね。 景色は当然そんなでもないし、疲れていないので僕の評価はいま一 だった。 結構早い時間に着いたので、二人で散歩がてら近くの食堂に入り、 わたしはラーメン、妻はコーヒーを頼んだ。ラーメンはあんなもん だね。期待すれど常に裏切られるという奴です。コーヒーはミルク が少々変質しておりました(~_~;)。雑貨や風のスーパーには、賞味 期間の過ぎたパンが売られていた。 【ランニングの話】 翌日は朝から運動よ。登山口に向かって最初は妻と一緒に歩き、 途中から一人でランニングに切り替えた。山岳ランニングですね。 途中の村までの道路がいいんですね。山肌を縫ってほとんど車の 通らない２車線の舗装道路が続きます。さすがに人家が無くなっ て舗装が途切れた。それからさらに山道を走って、登山口の道標 を見て、「あーぁ、今回は登れず残念だった」と帰ったことです。 天気もよい、ランニング日和でありました。でも、ああいうと ころを走るのは気持ちいいね。 ＮＢＨ０１３５７ つーさん |
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