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■■■■ つーさんの山の温泉シリーズ ■■■■ 第７９話 伊豆の三国山と勘太郎ノ湯 今回もお手軽な山行だ。お手軽過ぎるか(^_^;)。新人担当が秋 の新人募集を行って、歓迎ハイクを計画した。しかしだ、誰も入会 しない。そんなもんで、旧人ハイクになってしまった、というわけ。 早めのお雑煮を山頂で食べることと、温泉を目的にいざ出発した。 １１月１５日、朝６時過ぎに家を出て小田急線で新宿へ。６時４５ 分の集合には悠々間に合った。Ｙ君が日帰りハイクにしては、大仰な ザックで登場。みんなの荷物を持って、ボッカ訓練してくれるんだそ うだ。僕なんか、ハシも食器も忘れたんだからひどいもんだ。 ７時過ぎの小田原行き急行は案の定混んで、新宿で乗って正解だ った。８時半に久しぶりに小田原に降りた。駅前で元箱根行きのバ スを捜すと１００人位の団体が既に並んでいてびっくりした。実は これは、別便で行く予定とのことでほっとしたのだが、甘かった。 道路が混んで混んで元箱根のバス停に着いたのは１０時頃だった。 【案内図】 まず、芦ノ湖を右手にして石畳の道を登っていく。旧街道の一部 らしい。「時代劇の撮影にいいね」なんていいながら歩く。なんて 気分はほんの少し、すぐに静けさは破られた。芦ノ湖沿いの国道に ぶつかったのだ。ここから一度国道を横断して、後はずっと右手に 芦ノ湖、左に芦ノ湖スカイラインの喧噪を聞きながら歩くのだ。 ただ、意外なことに芦ノ湖はあまり見えない。回りの樹木の背が 高いのだ。スカイラインの方は、これはもう、うるさい。スカイラ インの騒音を気にしなければ、気持ちのいいハイキングが楽しめる。 山伏峠に茶屋があったので、休憩する。山道がスカイラインと駐 車場にぶつかっている。ここの茶屋では山羊を飼っている。しかも 放し飼いなんだが、Ｏさんがお菓子を出したら、山羊がすり寄って きて離れない。スリスリしてなかなかしつこいのだ。Ｏさん独身な んだが、人間の女ならいいのに・・・(^_^)。 山羊って臭いんだね。休憩後歩くと、どうも動物臭い。Ｏさんも 「臭い、臭い」というんだが、やっと山羊が原因だとやっとわかっ た。 意外なことに途中結構奥深い景色がある。その付近で約１００人 の団体が数パーティに分かれて、自然観察をやっていた。老若男女 さまざまだったが、講師以外は意外に自然観察には関心が薄そうだ った。最近、こういった催し物が多い。自分達で行かずに、「連れ ていってもらう」というやつですな。 途中で５０代後半くらいの男性が前に見えた。われわれが近づく とピッチを上げて頑張る。それが面白くて追いかけてしまった(^_^) 最後は、とうとうギブアップしたんだが・・・。悪いことをしてし まった。 三国山の山頂に着くと、どこから来たのかと思うほど人がたくさ んいる。あまり多いので山頂から少し歩いたところで休憩すること にした。 残念ながら、この日は曇っていたので少々寒かった。お湯を沸か しながら、ビールとワインを飲んだ。買ったばかりのＥＰＩのブー スターを使ったのだが快調だった。ホェーブスの生産が中止になた ことだし、ともしび山岳会もガスに完全に移行しそうだ。 Ｏさんが準備してくれたお雑煮はおいしかった。Ｏさんは頑張り やの看護婦さんだ。最近、僕の向こうを張ってか温泉に入れ込んで いる。そういやビールはあさひのエールがうまい。 桃源台まで歩きバスで温泉まで行こうと思ったが、混んでいてバ スが全然来ないようだったので、金はかかるがロープウェーに乗っ た。これにしても時間待ち。早雲山でケーブルカーに乗り換える。 こちらはもっと待つ。 強羅で降りて温泉に入ることにした。ここでも、ケーブルカーの 時間待ちが３０分だった。 旅館組合に聞くと近くの「共済組合○○」で入れるというので、 行ってみると駄目だった。暗くなったけど、当初の予定通り勘太郎 ノ湯に行くことにした。１０分ほど道を下っていくと、登ってくる 人が結構いる。 大部分は箱根の駒ヶ岳に登って、勘太郎ノ湯に入りケーブルカー で箱根湯本に帰る人らしい。 勘太郎ノ湯の入浴料は大人６２０円。混雑している。町の銭湯を 大きくしたような感じである。食堂があるのが違う。ビールも置い てある。泉質は単純泉。 露天風呂もあるがちょっと温め。感想は、汗を落としたい人用で、 風呂を楽しみたい人用ではない。 帰りはバスで湯河原に出てもよかろうとの判断だったが、やっぱ り甘かった。順調だったのは最初だけ。すぐ渋滞が始まった。しか も満席で最初は座れなかった。 湯河原ではぎりぎりで７時２０分のロマンスカーに間に合った。 伊豆と箱根はだから嫌なんだ。わかっていて行った自分が嫌になっ た。日本の代表的なミニチュア、箱庭観光地箱根は嫌い。 NBH01357 つーさん |
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