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□■□■ つーさんの山の温泉シリーズ第９１話 □■□■ ﾄｲ −− 富士山と駿河湾の見える達磨山と土肥温泉 −− 僕が今回の第９１話のテーマを考えたのは、「山と渓谷」の1993 年２月号がきっかけだ。表紙に正面に富士山、中間に駿河湾が見え ていた。これを見て、「この景色を見てみたい」と思ったのだ。行 くならば、ついでに西伊豆の温泉にも行こう、そうだ土肥温泉はど うだ。というのが発想であった。 【案内図】 キャンプ場は 修善寺観光協会 0558-72-0271 国民宿舎土肥ふじみ荘は 0558-90-0511 修善寺からのバスは 東海自動車 0557-36-2210 ／
いろいろあって、実行したのは１１月３日になってしまった。 さらに本当は１０月３１日（日）の方が天気は良かったのである が・・・。 【交 通】 さて、僕は今年の８月に引っ越したのでルートが少し変わった。 ＪＲ横浜線で 淵野辺〜横浜 ＪＲ東海道線で 横浜 〜三島（急行） 伊豆箱根鉄道駿豆線で三島 〜修善寺 タクシーで 修善寺〜達磨山キャンプ場 （ここはバスの便もあるが、非常に少ない） 帰りは 土肥温泉から修善寺までバス。あとは小田原までＪＲで、その後は 小田急のロマンスカーを使った。総交通費は約8､000円程度か。 【達磨山まで】 ウィークデイと同じに起きて６時４１分のＪＲに乗った。横浜ま で直通なんでね。横浜で少し待って、急行東海１号に乗った。別に 急行でなくともいいと思ったのだが、早めに帰宅して見たいテレビ 番組があったのと、行楽シーズンなので混雑する時間帯を避けたか った。横浜でもどこに行くのか、結構ハイキング姿の人がいた。 ９時半には修善寺に到着。ここで水を汲んでおこうと思ったのだ が、ついサボッテしまった。バスの便が少ないようなので、タクシ ーで達磨山キャンプ場へ行ってもらう。キャンプ場には展望台もあ るし、キャンプ場を見ておこうと思ったのだ。キャンプ場でタクシ ーを降りると左側にキャンプ場が見えた。タクシーは2,210円。 キャンプ場は今は人もいないような管理棟とトイレ、それと炊事 場があった。そばに広い駐車場があるので車でも大丈夫だ。オート バイの連中がテントを張っていたが、きれいなキャンプ場のようだ。 ここの駐車場からちょっと歩いて上のレストハウスまでも、富士山 の眺めがきれいだ。 レストハウスのそばから山道に入り展望台と戸田峠に向かう。見 通しのいいところでは富士山が見えるが、お目当ての景色は見えな い。金冠山（816）の手前で工事をやっており、迂回させられる。ト ンネルを掘っているらしい。金冠山には登らなかったのだが、富士 山と駿河湾の眺めが素晴らしいと思う。 一度戸田村に向かうバス道路に出て、すぐ小達磨山の登りにかか る。この辺の山は登りといっても正味２０分程度しかない。小達磨 山は山頂らしい山頂もなく、一瞬しまったと思ったのだ。下手をし たら、「富士山と駿河湾の景色」を見逃したかと思ったのだ。一汗 かいて達磨山まで登ってやっと安心した。 達磨山の山頂には、ちゃんと記念碑もあって、「富士山と駿河湾」 の眺めが一望の元だった。残念ながら、富士山は下の方が霞んでい たが。結果的にわかったことだが、ここから南に歩くともう富士山 はほとんど見えない。キャンプ場から、達磨山の山頂まで約１時間 である。 【達磨山から土肥温泉】 達磨山から伽藍山を経て船原峠へ出て、車道を土肥温泉に出る予 定だった。地図を見ると達磨山は982ｍ、伽藍山は867ｍなのだが、 どう見ても標高差が115ｍもあるような地形ではないし、近くの車道 には標高が900ｍとか書いてある場所もあって、本当に標高がよくわ からなかった。 伽藍山を下って車道に出てしばらく歩くと土肥駐車場に至る。こ こで初めて休憩して握り飯を食べた。この日は、この休憩だけだっ た。 後は、またというか延々と車道を歩いて土肥温泉に向かった。この コースは失敗だと思った。オートバイが次から次に走ってきて身の危 険を感じるし景色も、富士山を見た後では西伊豆の海を見てもねー。 小土肥温泉とか土肥温泉の町が見渡せるが、車道歩きの長さを癒せる ものではないね。悔やみながら、土肥温泉に向かって歩いたのである。 達磨山から料金所まで１時間、ここからさらに２時間半歩かされた。 土肥温泉は止めにして、途中で小土肥温泉に向かおうかとも考え たのだが、道がわからなかった。 【入らずに帰った土肥温泉】 題に書いてしまったが、土肥温泉に降り立ったとたんに後悔して しまった。達磨山から元に戻って、バスで小土肥温泉か八木沢温泉 にも行くべきだった、と思った。 予想しないでもなかったのだが、土肥温泉はいわゆる温泉観光地 だ。露天風呂から富士山が見えるという、国民宿舎ふじみ荘に入る つもりで来たのだが、町並みを見たらその意欲がなくなってしまっ た。 食堂でビールを飲んでからバスで修善寺まで戻った。眺めでは思 いどおりだったが、温泉の面では完全な失敗だった。 |
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